なぜ男性の家事参加は進まないのか?独身男子が考えてみた。

はじめまして。ニトケンタです。

現在独身、一人暮らし歴7年の28歳です。将来は自然豊かな田舎でのんびり暮らしたいと思っています。独身ですが、家事について考える機会があったので、記事にしたいと思います。

では、一瞬考えてみて欲しいのですが、なぜ男性の家事参加は進まないのだと思いますか?

というか、そもそも男性の家事参加って進んでいないの?と思う方もいると思うので補足しておくと、世界で最も家事参加率が低い国が「日本」です。
※記事「女性の家事負担が多い理由とは?」参照


原因として単純に想像しやすいのは「家にいる時間が短いから」とかですかね・・
もちろんそれも含まれます。しかし、その他にも随分と根深い原因もありましたので、本記事では3つの原因を深掘りしていきます。

原因その1 長時間労働でそもそも家にいる時間が短い

この原因は男性側の原因というより、企業体系そのものの問題だったりします。
とはいえ、男性の育児休暇取得、時短勤務などを推進する動きが社会全体で活発になりつつあるのも事実です。

しかし、いざ男性社員が育児休暇や時短勤務を実行すれば、単純に他の社員の労働の負担が増えます。(業務内容に変化が無い場合ですが)

このとき生まれた不満によって、職場の空気がどこか冷ややかになり、育児休暇取得などに引目を感じてしまうのです。

企業側もそのような不満、空気感に対し、どう対処をしたら良いのかわからず、手探りな状況なのかも知れません。

中には「パタニティ・ハラスメント」といった、育児休暇を取得する権利や機会を阻害するような、嫌がらせをするケースもまれにあるようです。

私が以前勤めていた会社では、時短勤務の申請には寛容に対応しており、社内でも特に冷めた空気といったものは感じられませんでした。

会社の規模によっても変わってくると思いますが、個人への依存度が高い仕事の振り方ではなく、チームで進める体制であれば、抜けた人の仕事を補完する体制作りもスムーズにできるのではと思います。

では長時間労働を改善するためにはどうすれば良いのか?
労働時間を短縮しましょう!・・と、言うのは簡単ですが、それができていないのが現状です。

労働時間短縮を進めるには、社会全体の意識改革が必要です。
具体的には・・
・残業している人が頑張ってて偉い空気
・長時間作業をしないと仕事をした気分にならない思い込み

といった意識を変化させなければなりません。(無意識だから厄介)
他にも目に見えないこびりついた「空気」「思い込み」などが、そうあらなければならない、といった行動に結びついているのだと思います。


育児休暇取得を推進するだけでなく、取得する男性側、取得してもらう企業側、どちらも気持ちよく仕事や職場復帰ができる環境作りが、必須だと感じます。


以上が1つ目の原因「長時間労働でそもそも家にいる時間が短い」です。

原因その2 性別的役割意識を持つ人がまだ多い

「性別的役割意識」って何?という疑問に対して簡単に説明しておくと、「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」といった意識のことです。

いまどきそんな考えの人いるの?と思うかもですが、他国と比べても日本はまだまだ多いのが現状です。

出典:男女共同参画局

そもそもなぜそういった意識があるのかというと、話は狩猟採集時代まで遡ります。(少々お付き合いください)


男性が外に狩りにいって獲物を取ってくる、その間、女性は近くの隣人とコミュニケーションをとりつつ家を守る。こういった暮らしが600万年ほど続いた後、今から100年ちょっと前に産業革命が起こり、その後にテクノロジーの進化などでようやく今の暮らしがあります。

なので私たちの脳、身体にはそういった遺伝子が刷り込まれています。600万年の間、当たり前に行ってきた行動や意識を変化させるのは並大抵のことではないというわけです。

そういった背景もあり、「性別的役割意識」自体が悪いわけではありませんが、その意識を変化させていかなければならない時代が到来している、というのが現状です。

ではどうやって変化させればいいのか?

新たな「当たり前」を作ればいいわけです。
今までの「当たり前」を「新しい当たり前」に変えていかない限り、昔からの当たり前は残り続けます。

しかし「当たり前」を作る、という作業はとてつもなく大変な作業で痛みも伴います。なぜなら、人は変化することが怖いからです。

とはいえ、いきなり「当たり前」を作るといっても規模が大きすぎてよく分かりません。なので、自分はできることからやっていきます。

たとえば世の中の「当たり前」に対し、常に疑問視するクセをつけ、自分ならどうするかを考えることです。そして小さくても行動に移す(発信など)ことが「当たり前」を変化させる第一歩なのだと思います。

以上が2つ目の原因「性別的役割意識を持つ人がまだ多い」です。

原因その3 女性の「思い込み」が強い

え!?女性が悪いの?と思われた方もいるかもですが、厳密にいえば、女性側にも男性の家事参加が進まない原因が隠されている。といった感じです。

ここでもやはり「社会的な空気」が関わってきます。女性は家事を上手にできて当たり前、といった空気が今も強く残っている状況です。

そのような空気も影響してなのか、女性の「家事に対する責任感」はとても強く、他者に協力を仰ぐことをしない女性も少なくないようです。
この状況は※「マターナル・ゲートキーピング」と言われています。
※「家事・育児は女性の仕事!」という意識の高い女性が、男性が家事に参加しようとすると、門番(ゲートキーパー)のように立ち塞がり、あれこれダメ出しをして、男性の家事参加を抑制してしまうこと。

その結果、一人で抱え込み、男性もどう協力したら良いのか分からない(男性は察するのが苦手)ため、男性の家事参加が進まない要因となっているわけです。

もちろんそういった意識がそこまで高くなく、「助けて欲しい」と言いたいのだけれども、社会的にやるのが当然な空気があるため、声をあげづらいといったケースも多いです。

男性は、「いやー、家事って難しくて俺は苦手だな〜」と軽々しく言えるかもしれませんが、女性の場合はそう簡単に言えないのだと思います。なぜなら、やれて当然の空気があるから。

しかし、よくよく考えてみると、女性も家事・育児を最初から上手にできているわけではなく「初心者」だったわけです。

以上を踏まえた上で、女性の「家事をしっかりやらなきゃいけない!」といった思い込みを緩和するにはどうすれば良いのか?
・女性はもっと他者に頼り、歯痒い思いをしながら男性に任せてみる
・男性は家事スキルを上達させようとする姿勢を常に持つ

誰もが最初は「初心者」なわけで、失敗もします。しかし、そこで責任を与えずにいつまでも任せなければ「初心者」のままです。
小さな成功を経験させてあげることが、思いやりなのかもですね。

以上が3つ目の原因「女性の「思い込み」が強い」です。

まとめ

・原因その1 長時間労働でそもそも家にいる時間が短い
育児休暇取得、時短勤務に対してまだまだ理解が広まっておらず、対処方法もよく分かっていない。長時間働くのが偉いという空気感がある。

・原因その2 性別的役割意識を持つ人がまだ多い
世の中の当たり前が「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」となっている。他国と比べても日本はまだまだそういった意識が色こく残っている。

・原因その3 女性の「思い込み」が強い
女性の家事に対する責任感が強く、男性に任せるのを拒んでしまう。意識が高くなくとも、他社に助けてほしいと言いづらい空気がある。

いかがだったでしょうか?
今回は男性が家事参加が進まない原因を深掘りしてきましたが、共通する原因としては「社会の空気感」と「固定概念」が強く影響しているなと感じます。
そういった昔からの「当たり前」を変えるには、それなりの時間もかかるものだと思いますが、一人ひとりが「当たり前」に疑問を抱き、新しい「当たり前」の共有が広まれば変化もそう遠くはないのかなと思います。
読んでくださった方に、少しでも「気づき」を感じてもらえたら、とても嬉しく思います。


今回の記事は以上となります。ここまで長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

参考書籍:育児は仕事の役に立つ 「ワンオペ育児」から「チーム育児へ」 著者: 浜屋 祐子 中原 淳 2017年

この記事を書いた人

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