採用活動、うまくいってる?

 こんにちは。Kaziプロジェクトの木村です。

 今日は1月22日。今年最初の「夫婦の日(22日)」を宣言します♪

 家事や育児、ライフプランなどについて、夫婦で話し合う「ふたり時間」をつくってみませんか?

 今回は、学生の企業研究について書きます。

 以下のような方々に見てもらえたら嬉しいです。

  • 企業研究の際、学生が何を重要視しているかに興味のある方
  • 新卒採用に関する情報発信に苦戦している経営者や採用担当の方

 それでは、さっそく見ていきましょう。

企業の採用サイトについて

 今回は、我々Kaziプロジェクトと尚絅学院大学の渡邊ゼミ(宮城県名取市)とで共同実施しました『学生の意識調査』の結果の一部を抜粋しながら、学生の企業研究について紹介していきます。

 まずは、企業の採用サイトについて!

 Q.企業研究をするときに企業の採用サイトを見ますか

 という質問の結果を表したのが下のグラフです。

渡邊ゼミ・Kaziプロジェクト「学生意識調査2022」より抜粋

 今や企業のWebサイトがあるのは当たり前。SNSを活用した採用情報の発信をしている企業も増えています。

 その中で、企業情報を得る手段として採用サイトを見る割合が95%を超えています。企業の方に話を聞くと、企業サイトはあるけど採用サイトは無いという声も多く聞きます。

 大学の就職課等では、学生に対して福利厚生の情報をしっかり見るようにとアドバイスしているところが多いです。新卒採用を予定していて採用サイトがない企業は、福利厚生の情報をしっかり記載した採用サイトや採用ページを構築することをまずは検討してみてはいかがでしょうか。

企業研究で重視する情報について

 次は、企業研究で重視する情報について!

 Q.企業研究をするときに重視する情報は何ですか

 という質問の結果を表したのが下のグラフです。

渡邊ゼミ・Kaziプロジェクト「学生意識調査2022」より抜粋

 結果を見てみると、上位4つが「職場の雰囲気」「ワークライフバランス」「待遇・給与」「社員の雰囲気」になっています。

 「待遇・給与」はもちろん、仕事と私生活とのバランスである「ワークライフバランス」も大切な情報ですが、学生が口を揃えていうのが「職場や社員の雰囲気」です。

 コロナ下ということもあり、実際に企業の雰囲気を体感できる機会が減っています。では、どのように学生は雰囲気を感じているのか?その手段としてはインターンシップがほとんどとのことでした。しかし、そのインターンシップの機会も減っているため、結局学生は雰囲気を体感できないまま応募することになってしまいます。

 これから何年も何十年も働くことになるかもしれない企業について、しっかりと理解することができないまま応募し、選考が進み、内定が決まって、就職するってどうなんでしょうか?

 そりゃあ、離職率が高くなるのも納得です!

 企業側が情報をオープンにしていかなければ、改善されないでしょう。

 これは、就活サイトや採用に関わるサービスを提供している企業や我々大人がより良い就活環境を創っていかなければならないという課題でもあります。

 企業ができることは、まず学生が重視する情報についてできる限り採用サイト等を通じて情報をオープンにする努力をすることかもしれません。

検索結果で気になる情報について

 最後は、学生の企業研究について!

 Q.検索結果で気になる情報はどれですか

 という質問の結果を表したのが下のグラフです。

渡邊ゼミ・Kaziプロジェクト「学生意識調査2022」より抜粋

 検索結果で気になる情報の第一位は「社員のクチコミ」でした。

 企業サイトや採用サイトに書かれている情報ももちろん大事ですが、実際に働いている社員の声が気になるようです。

 企業情報には良い情報が書かれていたけど、実際に働いてみると違った!という前情報と実際のギャップが大きければ大きいほど離職にもつながります。

 企業情報は事実を書くことはもちろん、社員の声や業務内容を見える化して発信していくことが今後ますます求められてくるでしょう。

まとめ

  • 企業の採用サイトについて
  • 企業研究で重視する情報について
  • 検索結果で気になる情報について

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 今回は、『学生の企業研究』について書きました。

 企業がWebサイト等で情報発信する際の参考になるのではないかと思います。私自身も参考になったデータでした。

 少しビジネスよりな話になってしまいましたが、企業の採用・定着がしっかりと機能することで、我々が目指す家事シェアが当たり前になる社会に近づけることを願って、これからもアクションと情報発信をしていきたいと思います。

 今回の話を“きっかけ”に、1つでも多くの対話が生まれたら嬉しいです。本日も、ステキな夫婦の日をお過ごしください♪

この記事を書いた人

kaziproject