こんにちは。Kaziプロジェクト二戸です。
今回のテーマ「男女脳ってどんな違いがあるの?」ですが、家事、育児の情報を発信するにあたり、切っても切り離せない分野だと思い、記事にしてみました。
男性:「言われなきゃ、分からないよ!」
女性:「それぐらい察してよ!」
このようなやりとりはよくあるパターンだと思います。
読んだ後に、あ〜、あの時の反応はこういう理由があったのか!…と思っていただけたら幸いです。
では、解説していきます。
1、男性脳の特徴
・結論から説明するのが得意
右脳(感じる領域)と左脳(言葉を司る、考える領域)を繋ぐ脳梁(パイプのようなもの)が細く、右脳と左脳の連携があまり活発ではありません。
つまり、感じたことをとっさに言葉で表現することが苦手です。
しかし、この能力のおかげで感じたことをしっかりと考え、結論から論理的に話すことができます。
…そして、「男は理屈っぽい」と言われてしまうのであります…苦笑
・空間認識能力が高い
目の前のモノとモノの距離感であったり、地図をパッとみただけで大体の位置関係が把握できたりします。
大昔に地図がなくても、家にきちんと帰ってこれたのはこの能力のおかげですね!
そのため、建設、メカの設計など、高度な空間認識が求められる仕事は、男性が得意だったりします。
自分もプラモデルやパズルはとても楽しいと思うのですが、女性にプラモデルの楽しさを話しても「え?作るのめんどくさいし、完成されたフィギュア買った方が良くない?」…と、言われた経験があります。
(う〜ん、、作るのが楽しいんだけどなあ…)と思ってしまうんですけどね…苦笑
・鈍感力が高く、一点集中できる
男性は鈍感力が高いです。
なぜなら、鈍感力が低いと狩猟時代に獲物を狩るとき、家を出るときの不機嫌そうな(ごきげんそうなでも良いですが)奥さんの顔を思い出していたのでは、集中できずに獲物を捕まえられない可能性があります。
家族とともに生存するため、目の前の一点に集中する。その集中力を持続させるための「鈍感力」です。
大昔から男性脳に刻み込まれているわけですね!
となると、鈍感力が高いため、細かなことに気が回りません。結果、女性から「それぐらい察してよ!」と言われてしまうわけですね…苦笑
以上、3つの特徴を紹介しました。
いずれの特徴も生きるために必須だった能力が、今も変わらず染み付いているのですね!
2、女性脳の特徴
・感じたことをすぐ言葉にできる
右脳(感じる領域)と左脳(言葉を司る、考える領域)を繋ぐ脳梁(パイプのようなもの)が男性よりも約20%も太く、連携が活発に行われます。
そのため、感じた情報をすぐに左脳へと送ることで、言葉に変換してくれます。
たとえば美味しいパフェを食べたとき、
「バニラアイスの甘さもちょうど良くて、ベリーの酸味も効いてて、チョコチップクッキーのサクサク感もたまらないわ!私たちこんなに美味しいパフェを食べれて、幸せね〜!」
など、感じたことを次々に言葉として表現できます。
すごいです…!超高速の言語翻訳機能があるわけですね…ほしい…!
・察する能力が超高い
大昔から家庭を営んできた女性は、家族の健康状態、肌の色、表情の変化など、小さな変化にも自然と気がつきます。
「女の勘は鋭い」と言われているように、男性の不自然な態度や、不意についた嘘なんかはすぐバレてしまうわけです。
うかつな言動は思わぬ火種になりかねませんね…
・知識や経験の記憶を必要な時に一気に思い出し、対処できる
たとえば子供が熱を出して具合が悪い時、過去に見たテレビ番組の情報、母親から言われた知識、本で読んだ情報などを一気に脳内に展開します。
それは、目の前で苦しんでいる大切な我が子を全力で救うためです。
女性は物事に対し、自らの経験と知識を総動員させて、臨機応変に対応します。
つまり、「あなたあの時〇〇に行くって言ったわよね!?」とか、「三年前の記念日に言われた言葉、今でも覚えているわ」とか、過去のことも鮮明に覚えている(思い出すことができる)わけですね…!
以上、3点の特徴を紹介しました。
女性は家庭を営むといった観点から、グループ内でのコミュニケーション形成(活発なおしゃべり)や、大切な人の変化に敏感に気づき、対処する能力がとても高いことがわかりますね!
3、男性あるある
・問題解決したがる
女性は「わかってほしい(共感してほしい)」のであって、問題解決して欲しいわけではないのです。
たとえば、
女性:「あ〜、明日のプレゼン憂鬱だなあ・・・」
男性:「何か不安な要素でもあるの?不安なポイントを書き出してみるといいと思うよ!書き出した上で・・・うんたらかんたら・・」
女性:「(イラっ、今の、そういうことじゃないんだけどなあ・・、ただ不安な気持ちに寄り添ってほしいだけなのに・・)」
と言った感じです。
あくまで、女性側から「どうしたらいいと思う?」とった具体的に意見を求められた場合のみ、問題解決を考えるのが良さそうです。
4、女性あるある
・おしゃべりがストレス発散
女性の対話の最終目的は、「共感とコミュニティ形成」です。
大昔、子育てを担当するにあたり、安定した人間関係を構築することが、生存率を高めることに直結しておりました。
そのため、現在においても女性はグループでの行動を好み、自分がそのグループからはぐれないよう、コミュニケーションを活発にとります。
「自分はきちんとグループに所属できているな」という安心を得るため、コミュニケーションを活発に行い、お互いの考えに共感し合うのです。
また、右脳と左脳のやりとりが活発な女性は、感じたことを言葉にしないとストレスを感じてしまいます。1日におよそ2万語の単語を発しないとストレスを感じるとも言われています。
しかし困ったことに、感じたことをすぐさま言葉にして発する女性の会話は、男性には理解し難く、ストレスも感じてしまいます。
たとえば、
女性:「さっきの出店のたこ焼き、とってもおいしかったね!」
男性:「そうだね、ふわふわで最高だった!」
女性:「あ、今度あそこのお店いってみよ!?」
男性:「ん?あそこのお店?」
女性:「何これー!みてみて!このアクセサリーすごい可愛い!!」
女性:「あ!こっちのガラス細工も綺麗だね!」
男性:「(あそこってどこだ?、そっちもこっちもよく見れるな・・)」
みたいな感じです。
男性は受け取った情報を処理するのに一定の時間がかかるため、すぐさま反応できません。
加えて「あれ」とか「そっち」とかの指示代名詞を言われても、主語がないと男性は「?」となってしまいます。
しかしながらこの状態は、女性側が男性を信頼している証拠であり、男性もきっと自分と同じ気持ちになっている(同じ景色を見ている)はずだ!という勘違いが発生し、主語を省略しても通じるだろうと思って会話するわけです。
…男性の皆さん、女性からの主語が抜けた対話は、信頼されている証拠だと思って喜びましょう!
5、まとめ
1、男性脳の特徴
・結論から説明するのが得意
・空間認識能力が高く、地図や図面をパッと理解できる
・鈍感力が高く、1つのことに集中できる
2、女性脳の特徴
・感じたことをすぐ言葉にできる
・察する能力が超高い
・知識や経験の記憶を必要な時に一気に思い出し、臨機応変に対処できる
3、男性あるある
・女性から求められてもいないのに、「問題解決」をしたがる
4、女性あるある
・周りと共感し、コミュニティ形成のためにおしゃべりを活用し、ストレスも発散する
いかがでしたでしょうか?まだまだ細かな違いはありますが、代表的な特徴を解説してみました。
紹介したポイントを意識しつつ会話すると、今までとは違った反応になるかもしれませんよ!
皆様の小さな気づきのきっかけになれば幸いです。
本記事は以上となります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
参考書籍:
「夫婦脳」〜夫心と妻心は、なぜこうも相容れないのか〜 著者:黒川伊保子
「察しない男、説明しない女」 著者:五百田達成