おでかけ先のベビーケア

 こんにちは。Kaziプロジェクトの木村です。

 今日は1月22日。2022年最初の「夫婦の日(22日)」を宣言します♪

 家事や育児、ライフプランなどについて、夫婦で話し合う「ふたり時間」をつくってみませんか?

 今回のテーマは、「おでかけ先のベビーケア」についてです。

 以下のような方々の参考になったら嬉しいです。

  • 小さなお子さんのいるパパ・ママ
  • 施設のベビーケア設備でお悩みのご担当者

 それでは、さっそく見ていきましょう。

ベビーケアを取り巻く環境

 利用された方は分かるかもしれませんが、授乳室ってまだまだ少ない

 あったとしても即席でつくられたスペースだったり、多目的トイレの中だったり、建物の端っこだったり、トイレ近くで臭いが気になったり、パーティションやカーテンで仕切っただけで開けられないかハラハラしたり、仕切りすらなかったり。。。

 とにかく、現状の授乳室環境は良い状態とは言えません。

 一方で、デパートや大型スーパーなどでは、大規模改修により豪華なベビーケアルームを完備しているところも増えてきました。

 その差は歴然

 さらに、男性用トイレおむつ交換台ない施設多すぎる

 当団体が進めている『家事シェア』では、男性家庭進出を進めており、家事や育児に参画する男性が少しずつ増えていて良い傾向だなと感じているところなのですが、実際におでかけをしてみると、男性用トイレにおむつ交換台がない施設の多いこと。

 新しくオープンする施設では設置が増えてきていたり、改修工事をして設置したりする施設も見受けられますが、その台数はまだまだ少数です。

 男性が育児に対する意識が変わってきていても、環境が整っていなければ推進は難しいと感じています。

 ある調査では、「授乳室・おむつ交換台検索アプリを見てから、行き先を決めたことがありますか?」という質問に対して『はい』と回答した人が86%という結果も。

 >>授乳室検索アプリのママパパマップ (mamamap.jp)

 つまり、小さなお子さん連れのファミリーは、授乳室をはじめとしたベビーケアルームを完備している施設を選んで行く傾向が高いということです。

 小さなお子さん連れのファミリーはおでかけをする際、常にこどものことを考えて行動します。ごはん(ミルク・離乳食)、おむつ交換、着替えなど、考えることは沢山!できるだけ快適に過ごしてもらいたいというのが親心ではないでしょうか。

 おでかけ先で快適なベビーケアルームが完備されていたら、ケアがしやすいだけではなく、こどものことを大切に考えている施設であるとファミリーにインプットされてリピートしたくなるのが心境ではないでしょうか。

 ただ、それだけでは不十分だと私は考えます。

 現在、日本は少子化が加速しています。合計特殊出生率も低下を続けています。この要因としては経済的な理由や家庭内での理由もあると思いますので、一概には言えませんが、子育てしづらい街づくりというのも一因として考えられると思います。

 例えば、大手スーパーやモール、デパートだけではなく、地元の商店街やスーパー、その他施設でも授乳室・おむつ交換台などのベビーケアルームを整備することで、気軽に小さなお子さん連れのファミリーがおでかけできたり、日々の買い物やおでかけの際もストレスを感じずに行動ができるようになるのではないかと思っています。

 つまり、街全体で子育てしやすい雰囲気と環境を整えることで、子育てしやすい街・子育てしたくなる街が醸成されていくはずです。

  

当団体が行う新たなアクション

 当団体は、ベビーケアに関する現状を踏まえ、新たなアクションを始めます。

 そのアクションとは、設置型のベビーケアルーム『mamaro』の設置です。

 当団体は施設を持っていません。ですが、我々の想いに共感していただき、設置と運営に協力してくださる施設とコラボーレーションすることで実現するアクションです。

 設置は『2022年2月17日』に決定しました♪

 次回(2月22日)のブログでは、『mamaro』の詳細についてと設置の様子に関して書きたいと思います。

まとめ

  • 授乳室の数が少なく、設備の環境も良いとは言えない
  • 男性用トイレにおむつ交換台が設置されているケースが少ない。男性の育児参画を促す上でも、設置施設が増えることに期待
  • ベビーケアルーム(授乳室・おむつ交換台)を増やすことで、子育てしやすい街づくり環境づくりを
  • 設置型のベビーケアルーム『mamaro』設置という選択肢

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 今回は、「おでかけ先のベビーケア」について見てきました。

 おでかけ先のベビーケアについては、子育てをしている当事者じゃなければ気づきにくく、顕在化されにくいため、声を上げづらい上、声を上げても届きにくいのが現状です。

 今回の話を“きっかけ”に、1つでも多くの施設のご担当者に現状が伝わり、1人でも多くのお子さんとパパ・ママにとって「快適」で「子育てしやすい環境」が整っていったら嬉しいです。

本日も、ステキな夫婦の日をお過ごしください♪

この記事を書いた人

kaziproject