「イクメン」と「特別視」について

こんにちは。Kaziプロジェクトの二戸です。

今回は「イクメン」と「特別視」という言葉について深堀りしてみようと思います。

いまや死語?に近いような気もする「イクメン」という言葉ですが、新語・流行語大賞に選ばれたのが2010年なので、その後14年ほど経過していることになります。今はめっきり聞かなくなった気がしますね。

そんな「イクメン」という言葉に対して世の中の方々はどんな印象を持っているのか?そして、なぜ今は「イクメン」という言葉を聞かなくなったのか?

僕の意見も交えて解説してみましたのでどうぞ!

そもそも「イクメン」とは?

厚生労働省が勧めている「イクメンプロジェクト」によると、

”イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。”

だそうです。

引用:厚生労働省 イクメンプロジェクト

ここで、違和感を覚える人もいるかもしれません。

  • なぜ、イクウーマンは無いのに、イクメンはあるのか?
  • なぜ、男性だけが特別視されるのか?

毎日新聞が2019年に行ったアンケートで面白いものがありました。

「イクメン」という言葉についてどう思いますか?

という質問。

1400超の回答数で、女性回答が55%、男性回答が41%。その他4%。

結果は、

「嫌い」 44%
「どちらかといえば嫌い」 31%

「好き」 2%
「どちらかといえば好き」 5%

「どちらでもない」 18%

否定的な意見が7割を超えている状態ですよね。

引用:妻に言えない夫の本音

という感じで、「イクメン」という言葉に対しては、否定的な感想が多いようです。

「特別視」するから当たり前にならない?

普段やっていることを、特別なことだとは思いません。

普段からやっている身支度、運転、仕事・・・。

当たり前にやっていることに対して、いちいち驚いていたら疲れてしまいますからね。

そして、自分にとっては「当たり前」でも、他人にとっては全く当たり前では無いということは、多くのことに当てはまります。

「イクメン」に関してもそうです。

男性が育児をすることを国をあげて「特別視」したからこそ、女性側だけでなく、男性側も色々な「違和感」を感じるわけです。

とはいえ、昔から強固に根付いた意識(男性は仕事・女性は家庭)に対してアプローチするには、「特別視するしか方法が無かった」のかもしれませんよね。

つまり、今までの「当たり前」を変えてもらうためには、まずは「当たり前じゃない行動」を認識してもらう必要がある。

だからこそ、「イクメン」という言葉を用意して、「男性がやる育児は特別なこと」という、今までとは違う価値観を世の中に広めたのかなと。

もちろん、今まで育児が「当たり前」だった女性にとっては、これほど「違和感」を覚えることは無かったかもしれませんけど。(※朝日新聞のアンケート結果にも如実に現れてしますし…)

自分にとって「当たり前じゃないこと」を「当たり前」にしていく過程というのは、ものすごく難しいことだと感じます。

というのも、自分にとっての「当たり前」を作っているのは、日々過ごす「環境」の影響が非常に大きいから。

ベビーシッターを雇うのが当たり前の環境で育てば、ベビーシッターを雇うという「手段」が「当たり前の選択肢」として浮かんできます。

ただ、そういった環境ではない場合、選択肢にすら浮かんでこないことも当然ありえます。

だからこそ、普段から様々な「価値観」や「環境」に触れることで、選択肢が広がるというメリットは大きいのかもしれません。

そして、我々Kaziプロジェクトの活動が少しでも、選択肢が広がるきっかけになっていたら、とても嬉しく思います。

死語ということはつまり・・?

さて、

冒頭に、「イクメンは死語に近い?」という話をしましたが、その「死語である」ということが、「当たり前になりつつある?」とも捉えられるかもしれないなと、前向きに考えることもできそうです。

「当たり前」の変化には時間がかかりそうですが、社会全体の空気、環境が少しずつでも変化していることは確かなんじゃないかなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

kaziproject