こんにちは。Kaziプロジェクトの二戸です。
さて、2025年も残りあとわずか。なにかと忙しい年末です。ただでさえ忙しいのに、行事やら掃除やらで、てんやわんやになってしまいますね。
ただ、忙しい毎日だからこそ、ホッと一息つく時間を意図的につくらないと、心身ともに疲弊していくばかり。
というわけで、今回は、最近僕がハマったドラマ「ひらやすみ」を通じて、「やすむこと」の大切さについて、改めて考えてみたいと思います。それでは参りましょう!
※今回の内容はドラマ「ひらやすみ」のネタバレを大いに含みます。あらかじめご了承ください。
ドラマ「ひらやすみ」が現代人に刺さる理由
最近話題になっていた、「ひらやすみ」というドラマを知っていますか?主人公「生田ヒロト(29歳:フリーター)」が、従妹で美大生のなつみ(なっちゃん)と、一戸建ての平屋で二人暮らしをする、ほのぼの系ドラマです。
ヒロトは基本的にのんびり屋さん。まったり釣り堀でアルバイトをしながら、毎日楽しそうに暮らしています。
けれど、同居しているなっちゃんをはじめ、ヒロトに関わる人々は、何かしらの悩みを抱え、イライラしたり、落ち着かない日々を過ごしていたりします。
日々忙しく過ごしている人からしてみれば、ヒロトは悩みも無さそうで、ボケーっとしているように見える。だからこそ、ヒロトに対して、不満をぶつけたり、八つ当たりをしてしまうこともあるのです。
ここからは僕の勝手な考察ですけれど、正直、ヒロトに関わる人々は、ヒロトの生活が羨ましいんだろうなと思うんですよね。自分はこんなに忙しく働いているのに、なんでコイツはヘラヘラして幸せそうなんだ、と。その裏には、…本当は自分だって笑って楽しく過ごしたい!という思いが見え隠れしているわけです。
でも、ヒロトからしてみれば、別に頑張っていないわけでもない。サボっているわけでもない。悩みがないわけでもない。それなりに頑張っていて、自分ができることを無理ない範囲でやっているだけ。
ただし、ヒロトと他の登場人物の違うところは、自分と人を比べないという点。ヒロトは自分の生き方に対して、変に焦ったりせず、競争したりもしない。なぜかといえば、自分が過去に「競争の世界から降りた経験(俳優を諦めた)」があるから。
自身の苦い経験があるからこそ、ヒロトは、競争・比較の世界から距離を置き、自分が笑っていられる生活スタイルを、無理せずつくってきたのだと思います。
忙しい毎日を送り、心に余裕が無くなっている人々にとって、のんびり過ごしているヒロトの生活スタイルは、癒やしであり、憧れの的として現代人に刺さったのかもしれません。
忙しい日常の中で、いかにして「やすめばいい」のか?
ヒロトには、学生時代から長い付き合いのある「ヒデキ」という友達がいます。
ヒデキは、会社員であり、子育てをしているパパでもあります。初めての子育てで慣れないことばかり。家では妻から怒られ、会社でも後輩から怒られ、自分はいったいなにやってんだろ…と、徐々に心を病んでしまいます。観ているこっちも苦しくなりました。
そんな苦しい状況から救ってくれたのが、ヒロトです。見るからに疲弊しているヒデキをみて、ヒロトは「もういい!頑張らなくていい!やすめ!」と、ヒデキのスマホを釣り堀の池に投げ込んでしまいます!(さすがにやりすぎではと思いましたが…)。まさに、強制デジタルデトックス!
でも、疲弊したヒデキには強制的に「やすむこと」が必要だったのでしょう。自分がやらないと…!という精神はもちろん立派ではありますが、自分が倒れてしまっては、家族を養うこともままならなくなってしまいます。
家族を想う気持ちはもちろん大切。けれど、それよりもまず、自分を思いやる気持ちをなくさないようにしたいものです。
忙しい毎日を送っている状況では、つい「前ばかり」向いてしまいがちです。そしてつい、「足元をみる」ことを軽視してしまいます。しかし、足元がおろそかになってしまえば、靴紐がほどけていても気が付かず、いずれどこかで転んでしまいます。
さすがにスマホを池にドボンするのは推奨しませんが、慌ただしい日常から、強制的に「立ち止まる」とか、「意図的に何もしない」という時間を設けることは、自分を守るためにも、家族を守るためにも、大切なのだと思います。
まとめ:堂々とやすんでいい
というわけで、ドラマ「ひらやすみ」を通じて、「やすむこと」の大切さを考えてみました。
もちろん、休むのが大切なのは重々分かっているけれど、それでも難しんだよ、という声もあるはず。それもそうですよね。
でも、そのような場合は自分一人で考えれば考えるほど、自分が頑張らないと、みたいに抱え込んでしまいがちなので、パートナーを頼ったり、第三者に相談することを視野に入れてほしいなと思います。
年末年始で忙しいとは思いますが、どうか、自分の心身を労っていただければ幸いです。もちろん、数々のイベントを思い切り楽しむことも、「やすむこと」につながるかと思います。ぜひ存分に、堂々とやすみましょう!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!そして、今年もありがとうございました!良いお年を〜♪

