アクション名
男性育休推進プロジェクト
宮城県
男性従業員・家庭(妻)
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会社
取得に向けて・育休中・復帰後それぞれの場面での不安や課題、それらに対して見直したことや工夫したこと、その変化(成果)
県では、子どもが生まれる男性職員に、取得できる休暇・休業等を記載した育児計画書を作成し、上司と共有してもらうこととなっています。また、育児休業の取得により変動する給与を自ら試算できるシートも併せて提供しており、経済的な不安を解消しています。
育休・産後パパ育休等に関する研修の実施、相談体制の整備、自社の育休取得の事例提供、制度と育休取得促進に関する方針の周知について、どのように対応したか
令和2年度に策定した「宮城県職員子育て支援・女性活躍計画」に、取組や数値目標を掲げ、県庁全体で子育てしやすい職場環境を整備していくことを周知しています。
また、庁内イントラネットでの育児に関する休暇・休業等の制度概要の情報提供や、過去に育児休業を取得した職員の体験談をまとめた事例集の発行、管理職対象のメールマガジンでの呼び掛け等を行っています。
利用した助成金
なし
男性育休の取得・復帰サポートを通して良かったこと、気づいたこと、感想など
夫婦がともに協力し合いながら、子育てを含む家庭生活と仕事を充実させていくためには、男性の育児参画が重要です。
ウェル・ビーイングの向上によって業務パフォーマンスの向上に繋がると言われますが、積極的に子育てに関わり、家庭生活が充実することによって、仕事も充実する好循環が生まれているように感じます。また、男性が育児や家事等への理解を深めることが、女性の活躍にも繋がります。
男性の育休取得率や質を上げるにはどうしたら良いか
令和4年度の男性職員育児休業取得率(教育庁・警察本部を除く)は65.4%となっており、年々上昇しています。また、取得期間についても年々長期化しており、令和4年度の平均取得日数は約50日となっています。
令和元年度が15.7%であったことから、令和2年度に策定した「宮城県職員子育て支援・女性活躍計画」では、令和7年度までの目標数値として50%以上と掲げていましたが、早期に達成できたことから、令和5年3月に目標数値を100%に修正しました。
今後、更なる取得率の向上を目指すとともに、取得期間の長期化にも努めていきたいと考えています。
宮城県内に勤務し、育休取得を検討している男性とその会社へのメッセージ
県では、様々な取組で取得を促してきましたが、近年は取得率が著しく上昇し、周囲の男性職員が取得していることを肌で感じることで、取得して当たり前という雰囲気が醸成され、さらに取得率が向上する好循環が生まれています。
育児休業を取得することは、自分や自分の家族だけでなく、今後子どもが生まれる男性が育児休業を取得しやすくなり、ひいては会社全体で子育てしやすい雰囲気の醸成に繋がります。