家事分担は割合よりも納得感が大事?見える化を通じて考えたいこと

こんにちは。Kaziプロジェクトの二戸です。今年も年末が近づいてきました。早いですね。それにしても寒暖差が激しく、毎日の服装にも悩みます。なんとか健康に年を越したいものです。

さて、今回は「家事分担の割合と納得感」について考えてみたいと思います。

家事に限らず、学校生活や職場などで「自分はこんなにやっているのに……!」と思った経験はないでしょうか。

僕自身、何度も感じたことがあります。とはいえ、仕事の量が多ければ必ず不満につながるかというと、そうでもありません。負担が偏っていても不公平に感じないことがあれば、逆に、ほんの少しの差でも不満を感じることがあります。

この違いは、いったい何なのでしょう?もしかすると、「量や割合」だけでなく、「納得感」が大きく関係しているのかもしれません。すこし掘り下げて考えてみましょう!

見える化したうえで、何を考える?

当団体で「家事見える化シート」を販売している理由にもつながりますが、まずは現状を「見える化」することが重要だと考えています。当然のことながら、見えていないことについて考えるのは難しいからですね。

実際、総務省の「令和3年社会生活基本調査」を見ると、6歳未満の子どもがいる夫婦では、1日当たりの家事関連時間が夫1時間54分、妻7時間28分となっています。ここでいう家事関連時間には、家事だけでなく育児や買い物なども含まれています。

やや古いデータではありますが、偏りがないとは言い難い状況。だからこそ、まずは現状を把握する、つまり「見える化」することが大切ですね。

加えて、新潟市が2024年度に実施した男女共同参画に関する基礎調査では、家事をおおむね平等に分担している人の98.0%が、現在の役割分担に納得している、またはおおむね納得していると回答しています。

この結果からは、家事分担の偏りが小さいほど納得感が高い傾向が読み取れます。ただ、割合だけですべてが決まるわけではないことも考えておきたいところです。

たとえば、家事の量だけでなく、仕事の時間や育児の負担、得意不得意など、家庭によって事情は異なります。数値上は偏っていても、お互いが事情を理解し、納得できているケースも大いにあり得ると思います。

納得感を共有するためには?

では、どうすればお互いに納得できる家事分担を実現できるのでしょうか。

やはりポイントは「見える化」と「対話」ではないかと思います。まずは、日々どのような家事を誰が担っているのかを見える化すること。そして、その材料をもとに対話すること。

例えば、どちらか一方が多くの家事を担っていたとしても、相手はそれを知らず、「了承したうえでやってくれている」と思い込んでいるかもしれませんし、反対に、本人は負担を感じていても、それをうまく伝えられていない可能性もあります。

ここで気をつけたいのは、納得感と我慢は違うということ。

ほかに選択肢がないから仕方なく受け入れている状態と、自分の意思で納得して引き受けている状態は、同じではありません。だからこそ、単に分担の割合を確認するだけでなく、お互いが本当に納得できているのかを確かめる必要がありますね。

また、当たり前ですが家族の状況は日々変化します。一度決めた分担にこだわらず、必要に応じて見直していくことも大切。すべての家庭に共通する正解はないからこそ、納得できる暮らし方を模索していくしかないのではと感じます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

【出典】
総務省統計局・令和3年社会生活基本調査
新潟市・令和6年度調査報告書

この記事を書いた人

kaziproject