意識は変わっても生活は変わりづらい?ー家事・育児をめぐるリアルな数字とはー

こんにちは、Kaziプロジェクトの二戸です。GWはどんな風に過ごしていましたでしょうか?今のところは過ごしやすい気温ですが、暑い夏がすぐにでもやってきそうな感じがしますね。

さて、今回は「男女共同参画白書」のデータをもとに、仕事時間と家事・育児時間について考えたことをシェアしたいと思います。働き方も価値観も多様化する中、地域ごとにも様々な取り組みがされています。ただ、実態は変化しているのでしょうか?グラフを一緒にみてみましょう!

都道府県別の仕事と家事関連時間について

下記のグラフは、「6歳未満の子供のいる妻と夫の仕事関連時間・家事関連時間(週全体)(都道府県別・令和3(2021)年)」を表したものです。

全ての都道府県で、家事関連時間は妻の方が210分以上、仕事関連時間は夫の方が180分以上長く、『男性は仕事、女性は家庭』という性別による固定的な役割分担が依然として残っていることがうかがえる。

グラフと文字の引用元:令和7年版 男女共同参画白書 概要版PDF Pー5 特-19図

引用箇所にもあるように、都道府県ごとには大差はないように見えます。様々な取り組みがされてはいるものの、実態はまだ旧態依然とした価値観・生活スタイルが全国的に根付いているのだと思います。ただ、個々人の「意識」に目を向けてみると、変化の兆しがありました。

家事・育児に対する意識の変容について

下記グラフは、「家事・育児等への考え方(自分が率先してするべきことである)」について表したものです。

家事・育児等について、女性では年代が高い方が、男性では年代が低い方が、「自分が率先してするべきことである」と回答する割合が大きい傾向にある。

・同年代の男女で比較すると、50~60代では男女で10%ポイント以上差異があるが、年代が低くなるほど男女の差異が小さくなり、20代では、ほとんど差異が見られない(女性70.1%、男性69.8%)。

グラフと文字の引用元:令和5年版 男女共同参画白書 概要版PDF Pー12 特-67図

男女問わず、年齢層が低くなればなるほど、自ら率先して家事・育児に参加するべきだ、という意識が高いわけですね。

現状と意識の変化から考えたこと

現状、旧態依然とした価値観が根付いているなかで新たな働き方がどんどん生まれ、価値観のアップデートが余儀なくされている時代なのだと感じます。あっという間に新鮮で驚くような価値観が次々と生まれ、SNSによって共有されていきます。

そして、今まで自分が知らなかったり、触れたことがないような価値観というのは、反射的に違和感を抱いたり、拒否反応を示してしまいかねません。そうなるとよけいに、今まで触れていた居心地のよい価値観に固執してしまうことになってしまうわけです。

もちろん、古い価値観だからといって一概に否定されるものでもありません。昔は昔の環境下のもと、あらゆる力を尽くして一生懸命に汗を流していた人たちが沢山いたことも事実です。そのような方々の努力のうえに、今の生活も成り立っています。

ただし、今はモノが溢れ、情報が溢れ、とんでもないスピードでAIが進化しています。技術が発達すれば、自ずと働き方にも変化が訪れ、生活スタイルにも影響が及びます。そして生活スタイルは個々人の生き方にも変化をもたらし、同時に意識・価値観の変容も起こります。

だからこそ、知らないからといって無思考で批判するのではなく、多様な価値観に触れたり、自らの価値観を固定化させないような柔軟な態度が求められているのかもしれません。

というわけで、仕事・家事・育児関連時間の現状と意識の変化について、男女共同参画白書のグラフをもとに考えてみました。今回紹介した資料は、内閣府のHPから誰でも閲覧可能になっているので、ぜひ興味があれば拝見してみてはいかがでしょうか。

参考→男女共同参画白書

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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